フラクタル総評

エンターテインメント性と、魅力的なギミックを排した宮崎駿的中作品という感じ。

現実の延長線にある近未来SFとして見ていたら、思いっきりファンタジーな設定の上で成り立っている世界だったので拍子抜け。東さんのSF設定を使ってやる必然性が薄すぎるし、SF要素があるぶん細かいことが気になってしまう。

内容にしても、なんでこんな俗流オタク批判的な話を今更やるのかよく判らない。過去描きつくされたような話を表明的になぞっただけで新しさをほとんど感じないし、時代遅れでもあると思う。

フラクタル 3話 メモ&ちょっとした感想

  • エンリの住む村に到着。ヴィンテージものがたくさんではしゃぐクレイン。
  • 村の人々、電脳メガネ的なものをかけるとネッサが見えるように。少女、ネッサと握手。それに対して、少女と村人、特に反応なし。
  • スンダ、先週と違い、フレンドリーでハイテンションキャラ。
  • 「ネッサのこと嫌いな人は、ネッサに触れないんだもん!」
  • 「失われた千年、ポストフラクタルの千年。それは堕落した月日だ。人間はフラクタルにすっかり頼りきり、誇りと気概を失った。フラクタルから人々を解放する為に立ち上がった、ロストミレニアム。俺たちグレニッツは、ロストミレニアムの中でもそれなりにでかい一派なんだぜ。」クレイン、嫌そうな顔であわあわして「テロ集団に捕まっちゃったのか」
  • ラニッツの人々。ドッペルに頼らず、作物栽培。「ガキどもには書籍を使って教えてる。データに頼らず、自分の頭で物を考える為に」
  • フラクタルは人間らしい自然な生活を奪った。誇りを奪った」「いまフラクタルシステムは崩壊しかけてる。バルーンがあちこちで落ちまくってるのがその証拠だ。僧院はフラクタルシステムが神の加護だなんだと言うが、俺たちを都合よく管理する為の方便でしかない。そして、それはもう崩壊しかけている!」
  • フリュネを追いかけていた理由「僧院の巫女であり、この世界の鍵となる女だからだ。」
  • フリュネは、ドッペルのデータ(ネッサ?)を持ち出し、僧院を逃げ出した。
  • スンダ、ゲホンゲホン、珈琲飲む。クレイン「あ!」のくだりは何?
  • ネッサ、エンリ母船でコント。モニター間を自由自在に行き来。
  • 病院。クレイン、患者が集まっているとこ始めて見た。フラクタルに接続すれば、高度な医療を好きなときに好きな場所で受けられる。(え、どうやって?)
  • じじい「本当の意味での自由を、お前は自由を知らない!」〜クレイン、本当の自由なんて「よく分からないよ、そんなの知りたくないし」
  • 宴。クレイン「ここの奴らって俺、苦手だ。わけのわからない意地張っちゃってさ。人はよさげに見えるけど、信用できない」
  • 豆のスープを見て、気味悪がるクレイン。「いつもチューブばっかり食べているから。」お決まりの「うっ!・・・うまい!」展開。ネッサ、スープの味をしつこく聞く。
  • 星祭りの妨害に出発。ネッサを置いていくが、データなので無意味。スンダ「こうなるとは思ってたがな」(えー)
  • 星祭りについてクレインに問うスンダ。クレイン「新月の夜にいくつもの星、バルーンが集まるんだ。それに巫女が願いを捧げる。星祭りに参加しなけりゃ、星から加護が受けられない。祭りに出ないとドッペルの調子側来るなったり。だから、取り立てて信心深くない人も絶対参加する」スンダ「70点だなー。どうして加護が受けられなくなるか考えてみたことあるか?」
  • 星祭りに潜入。周りに兵士。スンダ、サングラスみたいなものをクレインに渡す。「これをかければ星からの影響は受けないはずだ」
  • スンダ「星祭り、その実際はナノマシンの一斉アップデートだ。洗脳だよ。人間ってのは、ほっときゃ不必要な考えを抱き始めるもんだ。例えば、今のままで本当にいいのか。この瀬かいつは本当に自然なのか。ひとつの屋根で暮らす事もなく、フラクタルシステムに慣れきっている。アップデートが行なわれれば、皆そんな疑問も忘れちまうのさ。だからこそ、今の怠惰な自分を肯定的に受け入れられるようになる。ちゃんと目ん玉かっぴらいて見ろよ!これが人間に見えるか?フラクタルに完全にコントロールされちまった存在。」
  • 銃撃開始。相手、杖からビーム。ネッサと同じ姿の巫女。ブッチョやらRえる。一般人も被害。フリュネ登場。ネッサと同じ姿の巫女、フリュネを姉さまと呼ぶ。
  • (星祭り、わざわざ人集めてアップデートって、随分非効率な気が。)(ロストミレニアムの人々はどうやって洗脳から逃れた?)(ロストミレニアムの星祭り襲撃は過去になかった?クレインがテロ集団と認識しているということは、存在は周知の事?でも嘘の情報を与えられている?)

フラクタル 2話 メモ&ちょっとした感想

  • 神殿内をオロオロと動き回る人達。それを鎮める偉い人。
  • ネッサはドッペル?ドッペルに触れる。(ということは普通は触れない)
  • ネッサ「触ってる、触ってる」
  • 街、セキュリティ、役所の施設がある。人はあまり住んでいない。(長年住んでないとしたら、もう少し建物や街全体が寂れた感じになっているはずだが)
  • 現実に見慣れたキャンピングカーに住む人々。縛られないし、いつ星が落ちても簡単に移動できる。星=バルーン。町の周りは電波が安定している。
  • クレインは古いものが好きだから家に住んでいる。「家があったって、待ってるのはドッペルだけ。最初から何も縛られてないんだから、それならわざわざ家に縛られないくてもいいと思うけどさ」
  • ネッサ、いつの間にか時計塔の下へ。テレポート?
  • ネッサの触れるものが暴走。と思ったら、触れなくても一斉に暴走。
  • クレイン、ネッサに触れなくなる。(ちょっと分かりにくい)
  • ネッサ、触れなくなることが分かると、唐突にセキュリティに行くと言い出す。
  • セキュリティは人間が対応。
  • クレイン、三人組にどこかの地下に連行される。そこに男。エンリが兄と呼ぶ。兄、偉そうにフリュネのことを聞く。
  • ヘンリ兄「この世界じゃ、働く事も、体を動かす事も、面倒くさいことは全てドッペルがやってくれる。でも、自分が直接その肌で感じた事段違いに衝撃だ。そうだろ、少年」クレイン「言われなくたって」
  • 「この部屋ってこんなに広かったっけ」(うなだれ目を閉じた直後に、部屋を見渡しこのセリフ。このカットの繋ぎおかしい感じがした)
  • クレイン、“触れるドッペル”とノートPCで検索。音声認識。英語表記。開発されていることが分かる。
  • ご親切に説明を読み上げるクレイン「ドッペルを描写する計算機が圧力と効果?を割り出し・・・性的玩具等を目的とし、闇市場に」〜だが、触れる為には、体内のナノマシンに対象ドッペルのデータを転送する必要があり・・・
  • 両親ドッペルから話。父ドッペル「近頃のお前はお前らしくないような気がしてな」
  • 父ドッペル「深く理解しあってるからこそ、お互いに自由でいられる。それが家族ってものだろ」母ドッペル「家族が一つの家に留まるなんて、そんなの信頼の無い証拠よ。」
  • 母ドッペル「前はお父さんに歯向かうような子じゃなかったのに」クレイン「そうかな、そう見えるのは父さんたちのドッペルが壊れてるからじゃない?」両親ドッペルを消す。どゆこと?
  • クレイン、左から右へ疾走。(右から左が一般的だけど、何か意味が?自転車シーンは右から左)
  • 「一人になってしまった。父さんたちを責めるのはお門違いだ。分かってる、僕だって。迷惑ばかりかけられるから、自分のペースを乱されるから、だからネッサを」
  • 8時の祈りの時間。(夜のはずだけど、周りは夕暮れ時の情景)「俺のデータを取ってるだけじゃないか」
  • だけど、僕の願い。フリュネに会いたい、ネッサに謝りたい。分かってるけど「嫌だ、一人は嫌だ」
  • ネッサ、突然登場。抱きつき「クレイン、あったかい」クレイン「それはこっちのセリフ」
  • 宝箱を見つけ、駆け寄るネッサ。クレイン来てから落とし穴に落ちる。網で捕まえられる2人。(落とし穴、単純に重さが足りなかっただけ?ネッサは実体がない=体重がないから?実体が無いとしたら網にかかるのは変では?)

フラクタル 1話 メモ&ちょっとした感想

  • ドッペル、何でみんなキモい姿してるの?
  • 人間とドッペル同士、どう会話、姿、感覚を認識している?
  • 聞いている歌に急につっこみ&自己つっこみをするクレイン「願いを捧ぐならって、何か変だ。普通、捧ぐなら祈りだろ。そ、きっと見返りなんか返ってきやなんかしない。きっと昼の星にばれるだけだ。ちっぽけで下らない僕の願いがね。そして昼の星は僕を笑う。」
  • ラクタ市。データ麻薬。ダダ顔のドッペル。
  • セキュリティ「GARDA」。人間の姿。装置でドッペル消す。この人たちは働いてるんじゃないの?
  • ipod的なもの。空間に画面。指で操作できる。
  • 教科書データの説明。「フラクタルとは、22世紀の科学を持ってネットワーク化された数兆?の計算機の総体?です。フラクタルターミナルを体内にはめ込み、高光度?浮遊サーバーにライフログを定期的に送信する事によって、全ての人々が平等に基礎所得を受け取る事が出来ます。働かなくても生活が保障される、争いとは無縁の世界。フラクタルこそ人類が生み出した22世紀の神なのです。」
  • 教科書データに対し、クレイン、「フラクタルシステムが確立されたばかりの頃か、古典もいいとこだな。」「この教科書が望む未来は確かにやってきた。ま、誰かと触れ合わなくても大抵上手くやっていける。ちょっと退屈ではあるけれど、これ以上の何かがあるとは思えないし・・・」
  • 鐘。5時の祈り。僧院?の方角を教える声。瞬きをせず星?を見つめる儀式。
  • 追撃シーン。いまいち迫力に欠ける感じ。
  • イヤホン外れ、曲流れる。(ずっと聞いてたの?何故か大音量だし)
  • 曲に反応し、クレインのほうを見て急に飛び降りるフリュネ。海に垂直に落下していく、と思ったら断崖に落下。
  • フリュネ目覚める。急に片言になるクレイン。
  • 自分の意思で両親のドッペルを消す、クレイン。
  • 薬箱、見える位置にあるのに、「めがね、めがね」的に探すクレイン。
  • 「変な子、でも〜」はセリフにして言わせる必要があった?
  • ラクタPC類を急に誉めるフリュネ。急に眠るフリュネ。急に泣くフリュネ。急に笑顔を強要するフリュネ。自分でクレインの顔を引っ張っといて急に笑い出すフリュネ。笑顔に固執心、
  • 「あなたですね。間違いなく。」急に歌いだすフリュネ。「あぁ!」と何故か納得クレイン。名前聞いて急に替え歌フリュネ。
  • フリュネ、お守りをクレインに託す。
  • フリュネ追いかけていた、三人組、突然コント始める。(最初、フリュネを殺す勢いだったのとギャップが。最初の方で、3バカトリオと認識させるやりとりがあった方が良かったのでは)
  • 三人組の目的は? 1.フリュネを捕まえる 2.フリュネを殺す 3.フリュネのお守りを手に入れる
  • 電波が届かない遺跡。フリュネ「この時代に生きる人々は、縛られる事を嫌い、特定の家も持たないと聞いています。」 僧院の巫女服。 少し会話が不自然。
  • 気になる女の子が体くっつけて、話しかけているのに、急に寝ちゃうクレイン。
  • 勝手に寝たクレイン「勝手に現れて、勝手に消える。いつも自分の好き勝手。今の世界では皆そう。でも、どうしてこんなに腹が立つんだろう」
  • フリュネお守りの中の玉を眺め、ハッ!として分析を始めるクレイン。玉乗せる装置、ipod的なもの、PCを繋いで分析。「やっぱり何かのデータだ。しかも飛び切り古い!」 呼ばれて無いのにじゃじゃじゃじゃーん。終わり。

全体を通して、もっと突っ込んだ事を言いたいところがあるのですが、まだ1話なのでこの辺で。

話数単位で選ぶ、2010年TVアニメ6選

karimikarimiさんの「話数単位で選ぶ、2010年TVアニメ10選」に参加させていただきます。が、今年は、のめり込むほどハマった作品がなく、見た作品も少ないので6本となります。

さらい屋五葉』 6話「幸せと思えよ」(脚本:望月智充 絵コンテ・演出:岡佳広 作画監督:さとう陽)

案の定、他に挙げている方が誰もいないw全話に渡り、1カット1カットが美麗で絵になる感じだったんですが、おぼろげながらこの回は一段と弥一が艶っぽい印象があった。もう一度しっかり見直したい作品。

四畳半神話大系』 6話 英会話サークル「ジョイングリッシュ」(脚本:上田 誠、湯浅政明 絵コンテ・演出:夏目真悟 作画監督浅野直之、西垣庄子)

メタモルフォスな動き、レイアウトを生かした演出が冴え渡っていました。

世紀末オカルト学院』 6話「文明の道程」(脚本:綾奈ゆにこ 絵コンテ・演出:中村亮介 作画監督:細居美恵子)

中村亮介さんの演出と、細居美恵子さんの美しい作画で、たいして面白くもない話(爆)がこんなに魅力的に!

パンティ&ストッキングwithガーターベルト』 12話「トランスホーム」(シナリオ:若林広海 絵コンテ・演出・作画監督:雨宮哲)

思いっきり笑わせていただきました。別途、好きなエピソードベスト10を、後日挙げようと思います。

探偵オペラ ミルキィホームズ』 4話「バリツの秘密」(脚本:ふでやすかずゆき 絵コンテ:神保昌登 演出:神保昌登 作画監督:日高真由美)

ベタな感じですが、一番面白かったのがこの回なので。次点は、中野英明さんの回。

海月姫』 5話「私はクラゲになりたい」(脚本:花田十輝 絵コンテ:大畑清隆 演出:佐々木奈々子 作画監督:青野厚司・岡辰也)

東海地方では、まだ最終回を迎えていませんが、今のところこの回がベスト。

法人実効税率、企業の7割超が「引き下げるべき」〜 実効税率引き下げ分、4割超の企業が人的投資などの「積極投資」に充当 〜(帝国データバンク調査

http://www.tdb.co.jp/report/watching/press/keiki_w1007.html

帝国データバンクが企業に対して行なった、法人実効税率の引き下げについての調査結果を報告しています。