民主党・松木けんこう、手塚仁雄議員が生方幸夫氏の解任について語る。
本日放送の「ワイドスクランブル」に民主党・松木けんこう議員、手塚仁雄議員が出演。生方幸夫氏の解任についての発言をテキスト化しました。
(松木)
生方副幹事長の解任は全く妥当なことだと思います。そもそも、産経新聞の記事というのは一つのきっかけに過ぎなくて、生方さん自身の今までの行動に問題があったからで、彼は会議にほとんど出てこないんです。彼は国会対策委員会と副幹事長室の橋渡し役なんですが、朝の会議に1、2回出てきただけで、ほとんど出てくることはありません。まずはご自分のお仕事をしっかりやってから人の批判をして頂きたいという風に思います。
また、発言する機会がないというようなことを仰っていますが、毎週木曜日に1時間、副幹事長が集まって食事会をやっているんです。しかし、そこにも出なかったり、遅れたり、早く帰ったりと、そこでお話をすることはなかったということのようでございます。
私は辞めていただくとなれば、民主党にとってマイナスになると思いました。ですから、ある副幹事長に「ほっとけばいいんじゃない?」と言いいました。しかし、「それじゃあ仕事をする人もしない人も一緒なんですか?」と言われましたので、私は「それじゃあしょうがない」と思いましたね。
(司会)
手塚さんは、今回の解任を妥当ではないと考えていらっしゃるということで、弁護も含めて、解任は妥当ではない理由をお願いします。
(手塚)
弁護というよりも、まだ解任なのかどうか分かりません。小沢幹事長が指示したのかも分かりません。報道で聞くところでは、高嶋筆頭副幹事長を始め、生方さん以外の副幹事長が集まって、人事異動だと決めたと。そういう権限が副幹事長の方々にあるのかも分かりませんし、生方さんが離党すると言っている訳ではありませんから、組織の中で違う意見があるからといって排除するのはおかしいと思いますし、その部分は筋が通っていないなと思います。
(松木)
私も何を言っても自由だと思いますが、そもそものお仕事がちゃんとしていなかったという所が大きいようですよ。
(司会)
小沢幹事長は今回の件についてどう思っているんでしょうか?
(松木)
それは残念に思ってると思いますよ。民主党の議員全員がそう思ってると思います。支持率にも影響してるでしょうし。
(司会)
小沢さんの周りの方が慮って、小沢さんの気持ちを尊宅して動くとか、この文化はなんなんですか?
(松木)
今回の件について小沢幹事長はどちらかといえば、「そこまでしなくていいんじゃないか」とお話されていたと聞いています。しかし、副幹事長の皆さんが、「しかし、そうはいかない」と判断したんでしょう。小沢さんが「そんなこと言わないで一緒にやれ」と言ったら、それこそ独裁なんじゃないんですか?
(司会)
川村さん、厳重注意というやり方で、解任ということまですることなかったんじゃないかという意見もありますが?
(川村)
一般的にはそういう見方が多いでしょうね。だけど、事実として私達の知らないこともあると思います。
生方さんの話を聞きますとその主張は大きく2つあって、政調についてもっと自由な議論をした方がいいということと、小沢さんの「政治とカネ」の問題、進退についてがあって、この2つは全く別の問題なんですが、これが混同されているところがあって、最初の問題提起のところからおかしいあり方だったと思いますけれど、政調の問題に関しては、やはり党内からももう少し議論の幅を広げようという声が出てきてもいいと思うんですけど、松木さんはどう思われますか?
(松木)
私は自由にやっていると思います。例えば、一期生の人たちを押さえ込んでいるなんていう話がありますが、これも嘘で、我々は新人約140人を10班に分けていて、私は5班の担当をしているんですが、そこではマニフェストに載せるような政策を作ろうとしていて、私は「よし、出来たら、しっかり俺が執行部にぶつけるから一緒に頑張ろう」とやってるんです。そういう動きがいくらでもあって、政調があろうがなかろうが、しっかりやる事をやればいいんですよ。
(なかにし礼)
生方さんの主張は政調の問題からずれていて、小沢批判の色合いが強い。僕はその事が非常に残念で、彼が産経新聞に対して言ったことはそういう政調の話とは違いますよね。どなたか一人が金と権限を握っているとか、なんでこういう個人攻撃的なことを外で言うのか、政治家としての資質を僕は疑いますね。
(司会)
ただ、手塚さん。政調を作って欲しいということについて執行部が「それは必要ない」と言ったということで、そこも含めて中央集権的だと言っているんじゃないですか?
(手塚)
いや、政調の方の議論は切り離さなければいけなくて、極めて真面目に党内でこれまで議員立法を含めて、様々なことを議論されてきた方々がどうしても議論する場面がないと。議員立法が出来ないというのは憲法違反だと思って訴えてきた。それを執行部もかなり重たく受け止めていただいて、新たに政策議論をして議員立法に繋がるというご判断を頂いたので、これは一定の成果だと思います。だから、今回の生方さんの問題と切り離して政調の方は考えていかないといけないと思います。
(松木)
「議員政策研究会」を党内に新たに設けるということですからね。まぁ、ご自身が会議に出てこないから何も分からんのですよ。