埋蔵金仕分けは最終手段 尾立源幸議員が事業仕分けの意義語る

https://tbs954.jp/CGI/ac/btt/btt_talk.cgi

昨日のTBSラジオ「アクセス」に仕分け人メンバーの尾立源幸議員が出演。内容の一部を文字起こししました。

 


(麻木)

批判の中によく、「何も知らないで!」とか「思いつきでやっている!」というのがありますよね。私は、それってちょっと違うんじゃないかと思っていて、民主党もこれまでの間に色々勉強しているだろうし、視察だってしていて、その蓄積があった上でやっているんですから、そこはちゃんと知っておいたほうがいいんじゃないかなと。


(尾立)

仰るとおりで、今までの蓄積があります。今回の仕分け対象事業に関しても、出来る限り事前調査を行なっています。


(麻木)

ただ、疑問としてあるのが、今回の仕分けの結果というのは法的拘束力は無いわけで、結局ひっくり返って、最初の要求通りなんていうことになりゃしないか、どう政策に反映されるのかというところなんですね。


(尾立)

だからこそ、全面公開でやっているわけです。12月の予算で、この結果がどう反映されたかということをチェックするのも我々の役目で、そのチェックが国民の皆様にも出来るようになっているわけです。この仕分けの結論が反映されていなければ、何故そうしたのかということを説明する責任が政府の方に出てくるんですね。そこが大事なところだと思っています。


(麻木)

つまり、私達は今回の仕分けの結論を良く見ておいて、最終的にどう予算に反映されたのかをもう一回よく見て、それによって鳩山政権を判断すれば良いと。


(尾立)

それをお願いしたいです。


(二木)

これは弱いものいじめだとか、人民裁判だという批判があるんですが、これはどうですか?


(尾立)

皆さんの税金や保険料、それをどう使うかということは今まで官僚が主に決めてきました。だからこそ、彼らには挙証責任があります。何故この事業にこれだけのお金を使う必要があるのかちおうことを立証する責任は、今回は彼らにあると思っています。ということで、説明できないという事は、皆さんの税金を使う権利がないという風に考えています。


(麻木)

そういえば、埋蔵金についてもやると言ってたはずなんですが、どこいっちゃたんですか?


(尾立)

それは最後の最後の手段だと我々は考えています。というのは、最初から埋蔵金があるから安心だという風になってしまうと、それ以外の部分で無駄をカットする努力を止めてしまうんですよ。「へそくりがあるからいいや」と。


(麻木)

だからなかなか言わないんだ。私、ずっとイライラしてたんですよ(笑)

そういう考えがあるということを今回知って、少し安心したんですが、しっかりとした行程表みたいなのを作って出していけば、もっと安心する人が増えるんじゃないかなと思うんですが。


(尾立)

実は、マニフェストを作るときにその議論があったんですが、さすがにこれは政権を取って、実際に自分たちでお財布を握らないと分からないだろうということで、その案は消えちゃったんです。


(二木)

この事業仕分けの後に、それを生かした行程表というのが出てくるんじゃないかと思うんですけどね。


(尾立)

何もかも手探りである事は確かです。今回、初めて政権を取って、初めて財布を開けたというのが今の状態なんです。