屍姫 総評

一応テーマとしてははキャシャーン Sinsと同じようなメメント・モリ的なものだと思うんですが、凄く取ってつけた感が残りました。あとは、なぜ屍を倒す存在が女性だけなのかという理由も拍子抜けだったり、眞姫那と旺里が絆と言うのは分かるんですが、その他の契約者と屍姫が急に絆うんぬんを言い出したのには唐突感がありました。

キャシャーンのように一貫して世界観に説得力を持たせる様なことをせず、何もかもが中途半端で、どうでもいいギャグやお色気がことごとく作品の邪魔をしている点がいけないように思います。戦闘内でのお色気は一応自然的だからいいんですけど、それで充分で、他のところでお色気を持ってくる必要はありません。

會川昇さんの脚本は、成功している作品もありますが、この中途半端さがどうにも許せなくて、一遍取ってつけたようなサービスシーンを一切排除したものを作って欲しいです。

映像面では小竹歩さんと平松禎史さんの演出回が面白かったです。小竹さんのこれからの活躍に期待。


ちなみに真の最終話はDVDに収録されるようですが、見る気はありません。