地位代替機能がなくなった

金曜のデイキャッチランキングのなかで、秋葉原無差別殺傷事件について宮台真司氏が、朝日新聞での東浩紀氏の分析に触れ、

鈴木邦男さんいわくテロとは「表現の回路が奪われた人間が暴発する振る舞い」で、単に暴発だけではなく表現として聞き取らないと、また暴発は続く。背後にどういうメッセージを読み取るべきなのかということが肝心。

10年程ぐらい前から若者達の文化状況が変わった。それまではモテなければオタクになれとか、あれが出来なかったらこっちに行くとか、地位代替が出来たのが出来なくなった。

昔だったら、女について、映画について、漫画について知っている奴らが全部それぞれ別々だったけど、ある時期から知ってる奴は全部知ってる、知らない奴は何も知らないという風に一元化してきた動きがある。その中で若い人が居場所を失いやすくなっていることは事実です。


と語っていました。この文言だけでは、はっきり言って宮台氏の若者達の文化状況の分析がよく理解出来ないのですが、情報格差の話なのでしょうか。