アニメギガ ゲスト:板野一郎

3DCGについて語ったところを引用。
新しい技術を生み出す事はいいと思うんですが、文化と言うならばアメリカが目標だとか世界に〜とか言うのはどうだろうというところもあり、板野さんの3DCG必要論にはあまり賛成できない部分も。ブラスレイターを見たら考えが変わるかな。

  • 「何故3Dの道へ?」

当時の集中力とか書き込みは若いからできたところもある。頑張ったとしても今のCG表現の方が長けている面がたくさんある。そして、今のアニメーションの現状から見て化石に近いエフェクトアニメーターというのはほとんど生活が出来ない。それで、そういうのを少しでも減らしたい。

それと、今のジャパニメーションがどうやって目標にしているアメリカや世界に置いて枯れないで追い越す事ができるかというところでは3Dの表現が2Dのキャラクターとマッチングするようなものをディフォルトで作り上げていかないと文化的にも競争力的にも置いていかれるのではないか。

テレビでは等身大のキャラクターモーションアクションはCGでは出来ないと言われたが、できる!と押し切った。

CGのクリエイターにアニメーションの動きを教えてくれるところが無い。ソフトだけ教えて後は好きにやって。という学校が多い。

そういう中で3Dの表現もジャパニメーションとしての表現が出来てくれば、もしかしたらハリウッド映画にも対抗できる作品が作れるかもしれない。テレビアニメを越えてジャパニメーションが日本の文化としてまだまだ世界をリードしていくためにも新しい手法技術を当たり前にしていかなければいけないんじゃないかと思う。誰か一人できるだけでは意味が無くて、進化を量産化していかないといけない。そのためにやっている。