NHKスペシャル ドラマ「感染爆発〜パンデミック・フルー」

脚本:林宏司 演出:望月良雄
中国で10日に鳥インフルエンザの人から人への感染例が初めて確認されたというニュースがありましたが、このドラマは日本で新型インフルエンザが感染、拡大したら一体どのような事態が起こるのか?をシミュレーションしたドラマ。
日本海に面する与田村という架空の村で第一、二号(子供)が感染するんですが、感染経路が村の浜辺にたどり着いた例の国からの逃亡者かなにかという、ぼかしているがあからさまな設定。そして与田村に不法投棄をしにきた男二人がその子供と接触し、東京にウィルスが持ち込まれ大パニックにという流れなんですが、人間の尊厳だったり、親と子の絆などを盛り込んでいてドラマとしてなかなかよく出来ていました。
政府会議での責任の擦り付け合い等のシーンはパトレイバー2を彷彿させて、津山教授が「だから遅すぎたと言ってるんだ!」と怒り出すんじゃないかと思いながら見ていました。