武田邦彦氏、宮崎哲弥氏がダイオキシンは無害と断定

晦日にこんな話を書きたくないんですが、見てしまったから仕方が無い。
フジテレビのさんま・福沢のホンマでっか!?ニュースにて温暖化の話題が出た時に、武田氏がダイオキシンなんて無害という発言をし、それに対し宮崎氏は「その通り」と同意し、何故そういうことをマスコミが伝えないのか?と尋ねられたら宮崎氏は「それはマスコミがバカだからだ!」と一蹴していました。

マル激の「ダイオキシン問題は終わっていない」の回を見たのですが、ダイオキシン2007国際会議議長の森田昌敏さんは、番組の中でダイオキシンの毒性学は未だに完結していないとして、有害性も無害性もどちらの側も証明は不可能。ということを仰っていて、武田氏含む懐疑論者は学会の主流から外れており、古いデータを使っていて、今から見ると科学的に正しくない事もあるし、生物学を学んでいない人が多い。と否定していました。

言葉だけで否定し、データで武田氏の出鱈目さとやらを完全に証明しているわけではないので全くの素人の僕からは何ともいえませんが、無害と断定するのはさすがにいかがなものかと思いました。

宮崎さんはラジオで、寝る暇も無いくらい年末年始は忙しいと仰っていましたが、だからといってちょっと仕事が適当になってませんか?と苦言を呈したくなるような振る舞いでした。

追記

ほーりーすもーくさん、情報ありがとうございます。
全てを鵜呑みにする事はできませんがリンク先の文を読む限りでは、たいした問題がないことが分かりました。

森田さんは発生量は97年に比べ90%以上カットされた現状で何故国際会議が開かれるのか?という理由にダイオキシンは環境で非常に分解され辛い性質で、それが土や泥に溜まり食物連鎖の過程を経て最終的に魚にダイオキシンが溜まり(特に大きな養殖魚が濃度が高い)、人は空気中ではなく、9割食事からダイオキシンを摂取していて、それが人に入ったら11年出て行かずどんどん残留してしまう問題があるから。というようなことを仰っていました。

また、乳児は大人の100倍感受性があり、そのときにダイオキシンを多く摂取した人がどうなるかまだ分からないということも言っていました。

とにかくまだ分かっていない事が多く、研究することがまだまだあるということを強調していたという印象があり、研究者としてダイオキシンが人に与えているかもしれない影響を完全に解明してみせるまで絶対安全とは言わないという姿勢が見えて好感を持ったんですが、とにもかくにもマル激含め、ほか大手メディアも極端に偏るでなく、しっかり両者議論等をさせて検証して頂きたいと思います。