マイノリティ・リポート

85点

マイノリティ・リポート [DVD]


金曜ロードショーでやっていた映画です。
来週はナウシカか・・・ 2年ぶりな感じはしないなぁw


この映画を見るきっかけになったのは、神保哲生さんと宮台真司さんのマル激トーク・オン・デマンドというネット討論番組をまとめた「ネット社会の未来像」という本をJR高島屋三省堂書店の読書コーナーで少し座り読みしたのですが、その第1章の中の「監視社会」に関する話題で、このマイノリティ・リポートが少し取り上げられていて、そういえば金曜ロードショーでやるじゃん!
ナイスタイミング!・・・と、まぁそんな経緯でこの映画を見ることになりました。


この映画の中では、至る所に網膜センサーみたいなのが取り付けられていて、
誰がどこにいるのか把握できるシステムが機能しており、
それを切り抜ける方法として、眼球を入れ替えるという手段が描かれていました。
また、犯罪予知システムも、映画を見れば分かりますが人を騙して殺人を犯す方法があるということが如実に描かれていました。
やはりどんなものでも脆弱性があり、そしてそれを利用するビジネスもあるということですね。

(あと網膜センサーの付加機能でamazonの購入履歴などを参考に商品を進めてくるシステムと同じようなものがありましたが、店に入っていちいち映像が出てくるなんて嫌だ)


監視社会に警告を与える意味で監督がこの映画を作ったかどうかは不明ですが、
監視社会は是か否なのか、ということを考えさせられました。
(所々で挟まれる小コントのせいで、ちょっと間が抜けるところもありましたがw)
全体的な感想としては、まじめなのか真面目じゃないのか分からない微妙な映画の
雰囲気に違和感を感じたり、説明不足なところ(息子とか、息子とか・・・)もあったり
して少しいい加減な感じもしますが、監督が遊んでいるような感じがして微笑ましく、
エンターテイメントとして、面白くみることが出来ました。




あぁ、あと後半に出てくる仮想バーチャル風俗みたいなのは、正直どうかと・・・