2009年アニメ ベスト10

感想はこちら

宮台真司さんは、著書「日本の難点」の中で、社会が自立するために必要なリーダーは、こうあるべきだということを書いています。

「合理的な理由で逡巡せざるを得ないという壁を、人に乗り越えさせる力」
本当にスゴイ奴は利他的で、人間は利他的な人間の「本気」に「感染」する

いわゆるカリスマ性がある人間が、今の時代に必要なリーダであるということを説いています。僕は、必ずしも「カリスマ性がある=出来るリーダー」とは限らないし、「利他的=利己的ではない」なんていう馬鹿な話はないと思いますが、まぁ、宮台さんはあえてそういう所に触れずにいるんでしょう。それはそれとして、滝沢朗がこういった類の人間であって、まさしくヒーローとして描かれています。

また、滝沢は、亜東才蔵に力(お金とジュイスシステム)を与えられてヒーローとなっている面もあり、いわゆる志の高いリーダーに投資をする人物の必要性を描いている面があるような気もいたします。

この作品には、「軽さ」が際立っている部分があって、神山健治監督の「ニートはパンク」論に関しても、TVシリーズでは説得力を持って描かれていません。なので、評価は劇場版まで持ち越しということで、暫定2位にしたいと思います。

感想はこちら

感想はこちら

感想はこちら。ファンタジーというジャンルに飲まれてしまっている面があると思います。人間ドラマ部分は良かったので、そこに焦点を絞った作品を今度はやって欲しいです。

亡念のザムド 1 [Blu-ray]

亡念のザムド 1 [Blu-ray]

感想はこちら

感想はこちら

ちょっとエヴァを意識させるような内容で、承認について悩む主人公が、痛みを乗り越えて成長するという、真っ当な成長物語だと思っていたんですが、セカイの問題も、主人公達の内面的問題も完全解決されず中途半端に終わり、まさかの「俺たちの冒険はまだこれからだ!」オチ。
良い部分が多かったんですが、最後の方はグダグダになってしまったので、この順位です。

PANDORAHEARTS DVD RETRACE:1

PANDORAHEARTS DVD RETRACE:1