ワールド・デストラクション 総評

中学生が考えたような世界観を何とか形にしてみました。というような内容。結末は意外性はあったけど、腑に落ちない点も色々。

納得ができないといえば、モルテが、最終的にこの世界で生きると決断した理由が、夢の中の両親に説得されたから。ということになっているところ。心の奥では自らもそういう気持ちもあったからああいう夢を見たという捉え方もできますが、結果として自らが自らの考えで決断したのではなく、夢の中の両親の声に従って決断しているという形になっているのはあまり賛することはできない。

あとは、キリエは他に世界の破滅の強く願うものがいたら、そっちのほうに行く事になると思うんですが、そこら辺は全く触れられず完全なハッピーエンドで終わったのはちょっと抜けているかなと思います。