RD 潜脳調査室 11話「純正律-intent-」

ハルも知らない久島の過去話。
全くSF要素がないわけではなくて、本来は死んでいるはずの久島と、若い頃の久島に憧れていた年老いたヴァイオリニストという奇妙な関係を巧く描いた佳品。まぁ、このSF要素が無くても成り立つような話なんですが、愛がないと駄目だと大真面目に語る久島がおかしく、とても身近に感じられた。もっと早くこういった話をやって欲しかったですね。


脚本の川島正弘さんは今までI.G.作品で制作をやっていた方で、今作が脚本家デビューになると思います。
神霊狩で脚本家デビューした谷村大四郎さん(こちらも元・制作)含め、I.G.は新たな脚本家を輩出させようとしていて、その姿勢には好感が持てます。ただ、育てようとしてやっているのか、たまたま何かのきっかけでデビューすることになったのか、そこら辺は分かりませんが。

アニメスタイル首藤剛志さんのコラムに、アニメにおいて脚本が重要視されない現状が色々と書かれているので興味のある方は読んでみてください。

http://www.style.fm/as/05_column/05_shudo_bn.shtml
個人的に特に興味深いと思った「昨日の私(近況報告というより誰でもできる脚本家)」の部分の回を挙げると、65回、66回、68回、70回、74回、79回、87回、90回〜97回、103回、109回、111回〜114回、119回〜132回(とある作品の暴露話)、133回、147回〜149回あたり。被っている話もあったりしますが勉強になります。