岡田斗司夫は痩せる事を強要していない

1つの記事の論旨がずれていたため2つに分けました。

はてブコメントだけじゃなく色々な日記を読んでいると、ここのところをどうも誤解している人が多くて、ダイエットカルト漬けになっているかのように見えるけどそれも違いますし(多分)、痩せることを強要しているわけではありませんし、痩せない人を見下しているわけではあませんし、デブ=悪だなんて言ってないし、心の問題を全デブにしょわせようともしていません。皆勝手な妄想です。


この論拠は、岡田さんのブログでの夏目祭子さんの著書に対しての

ダイエットに成功した人ってかならず「スタイル」と「健康」と「幸福」をセットで語りたがるんですよね。別に痩せることが「正しい」とは僕は思わないです。「痩せたら健康になる」とも思わない。実は「美と健康」って相関関係がないと思うんですけどねぇ。

という発言と、伊集院さん別に痩せたいと思っていないよなぁというつぶやき(消されたコメントなので今は見れません)にあります。

何故誤解が起こるかというと、伊集院さんの発言のみで全てを判断していることによるものと、番組自体がダイエットの特集なので、押し付けられているように感じてしまうことが要因でしょう。メディアに取り上げられるのはもちろんダイエットに関する事ですから、痩せた話しかしないのは当たり前です。

要するに、リテラシーの問題です。

大手メディアで発言するということは、そのつもりが無くても、大人数の人に価値観の押し付けていることとほぼ同等になります。
まぁ、本人もそれを分かっていて、ある程度嫌われることを覚悟してメディアに出演しているでしょう。それは伊集院光さんも同じだと思います。では、何故岡田さんは無理して痩せなくていいよというようなことを言わないのか?

それは、もし痩せたくない人は痩せなくていいですよ、無理しないでいいですよ。なんて言ってしまえば、あ、いいんだ。と、痩せる事を放棄させてしまう、痩せるチャンスを潰させてしまう可能性があるからです。痩せようという意思が弱い人や怠惰な人はちょっとやそっとじゃ動かないからですね。


何故本人が別に無理して痩せなくていいと言わないかは、前述したとおりですが、もし言っていたとしてもダイエット特集ですから、その発言がカットされている可能性だってあります。

元のリアルタイムを見ていないんで詳しくは分からないんですが、どういう文脈でこういうことを語ったのかも重要で、岡田さんが何も聞かれていないのに嬉々に語ったらそりゃうざいとは思いますが、「痩せて何か変わったことはありますか?」って聞かれたら、誰でもここが変わりました!っていうことを話します。

ブログでは身長伸びたよ!とか次はエクササイズだ!等と嬉しそうに語っていますが、これは本人のブログですから何をやろうと自由ですし、今はダイエットを頑張る人の為のブログになっているので、何の問題もありません。これも戦略の一つです。


だから、「俺、デブでも幸せだよ?」っていう人はそれでいいんです。デブのままでいてください。


それと今まで忘れていたんですが、伊集院さんはこの問題の発言の後、コーナー内で、定食屋に入って、他の人には言っていなかったのに、店員が自分を見て「大盛りできますよ!」と言われたことについて話していて、デブだから沢山食うと思われるのが嫌だとか、別に断ればいいんだけど断ったら断ったで、デブなのに食わないの?とか金が無いんだ!と思われるかもしれないからお願いしますと言うしかないよなぁ、というようなことを語っているんです。

気持ちは分かるんですが、それもある意味伊集院さんの心の問題であって、その心の問題を店員さんに押し付けている点では自分も同じことをやっているんですよね。
そもそも、コーナーのリストカッター健一くんは、それはお前の心の問題!ということをネタにしているし、ダブスタなところがあるんです。

ちょっと批判めいたことを言ったので、次は誉めます。
伊集院さんの今回の発言は、誤解している点を除けば鋭いことを言っていて、多くのダイエット成功者は伊集院さんの批判するような要素を多分に含んでいると思っております。そして、一昨日書いたように、これは番組ディレクター側のブッキングミスの問題であって、ある程度こんなことを言ってしまう気持ちも分かるので、伊集院さん側に非というのはあまりないと考えています。


最後に一言断っておきますが、これはあくまで僕の推測でしかなく、正解とは限りませんし思っていません。本当にただ調子に乗っているだけという可能性もあるのであしからず御了承ください。

これは余談になりますが、伊集院さんと岡田さんは似て非なる存在で、ことあるごとに躁状態になったり鬱状態になるような精神が不安定という部分では同じなのではないかなと思いますし、自分がやっていて楽しいことや、面白いと思ったことを皆に語りたくなるのは共通しています。