アニメにおける個性について〜グレンラガン4話の反応を受けて〜

http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/961583.html
確かに駄目なところはあったけど、この酷評ぶりは、さすがに行き過ぎだと思ってしまいます。子供じみているというか尋常ではない。悪意すら感じます。

表現というものは難しいもので、究極に言えば表現者は視聴者なんかに媚びなくていいと僕は思っていますが、商業ベースに乗ってしまっている以上、視聴者のわがままに付き合わなくてはいけない面もあるということも事実です。贅沢を言えば基礎にしっかりとしたデッサン力があり、特徴的な絵もかけて、それを状況に応じて描き分けられるというのが一番いいんですけどね。(小林治さんは描こうと思えばもっと上手く描ける方だと思いますが)

さて、TVアニメでは個性を活かした表現というのは難しく、ちょっと特徴的な絵柄だったりすると、やれ作画崩壊等と言われてしまうのはクリエーターにとって非常に良くないこと。最近は個性的な作画に対するバッシングが多いこともあり、自身の作品以外でこういった表現をする場所が非常に限られてきてしまいます。そのケアーとして、企画者やプロデューサー側等が個性を評価して、それを十分表現できるような場をもっと作らなければいけないと考えます。
studio4℃のGENIUS PARTYやNHKのアニ*クリ15のような試みは非常に良いことで、もっとこういったものが増えていけばいいなと思っています。