時かけはいい"アニメ"です。

Diary of Daryさんの所にリンクが貼られていました。「感動して泣ける」ことを「良し」と出来ない不幸

僕自身、泣けたかといえば、うるっときたところもあったけど感涙とまではいきませんでしたね。ただ何処にうるっ!ときたかというと主人公に感情移入した、ストーリーに共感したうんぬんというわけではなく、この演出すごい!と演出の巧さに感激していた部分が大きい(笑)う〜ん、高校生の時に見ていたら泣いていたかもしれません。泣くか泣かないか。これは、その人その人の価値観や、どんな体験をしてきたかによると思いますが、
多くの人が感動した=その作品は素晴らしい。というのは違うなというように考えます。

僕の中では今のところ「時かけ」はいい"映画"ではなく、いい"アニメ"です。でも、その境目は微妙なところで、映画ではあるとは思うけど、やっぱりアニメだな・・・うん。てな感じです。では、これは映画だと思うアニメはなんなのかというと代表を挙げると押井監督や今敏監督の作品です。だけど、リアルじゃないアニメは映画ではないかといえばそうでもない。それ以外の深い何かがあると感じているんですが、言葉に出来ましぇん。
ジブリ作品の中でもこれは映画だと思えるのもあるし、これはアニメだと思うのもある。細田さんはWEBアニメスタイル時かけ対談第1回で、自分で作る作品は映画にしようと意識していると発言していますが、僕の中ではアニメでしたね。細田さんの面白い物は映画という定義でいくと、確かに「時かけ」は映画となりますが。う〜ん、難しい(笑)ま、普通こんなことはどうでもいいのかな?

僕が次に劇場へ足を運ぶのは来年、年が明けてすぐ公開される予定の今敏監督作品「パプリカ」。どんなものに仕上がっているか非常に楽しみです。