時をかける少女を100倍?楽しむための個人的お気に入り感想リンク集

極私的マンガウォッチング「B館」- 劇場アニメ「時をかける少女」の時間軸
タイムリープによって、何時のどこに戻ったかを図にしてうまくまとめて下さっています。本編で合計何回タイムリープしたのかは正確には分からないですね。

アニメ!アニメ!より-『時をかける少女』レビュー
今の若者を上手く描写しているかと言われれば、それは若者に聞かないと分からん(笑)と言うしかありません。実際のところどうなんだろう。作画について

作画の試みが全編に渡って成功しているかというとちょっと微妙だと思う。
動き重視の画は、動きで画面上の情報量を引き上げているので、止まったときに情報量が激小化する。特に劇場の大画面だと結構厳しい。止め絵で決めるべきところはハイライトやブラシ影などを使ってきっちり決めるという使い分けをしても良かったのではないだろうか?

という指摘がありますが、僕はその辺はあまり気にならなかったですね。細かく見ていけば芳山和子を魔女っぽい雰囲気を際立たせるために影があったほうがいいなとは思いましたが・・・まぁ、そこら辺はDVDが出たときに家でじっくり色々と観察していこうと思います。その2は大林版との共通点と相違点の検証&まとめ。大林宜彦監督のほうは変な先入観を持たないために観ていないので近い内に。

SLEEPYDOG -細田守監督映画「時をかける少女」見えない先を走っていこう
タイムリープによって繰り返される時間の起点となる、2006年7月13日を中心に置いて、物語を追いながらのレビューとなっています。これを読めば細田さんの演出の上手さがより深く分かるようになるのではないかと思います。

日々の戯言。-細田守×時かけナイト レポ

新宿テアトルで行われた細田監督と小黒祐一郎さんのトークショーの一部レポです。公式のブログにもレポはございます。公式レポでの細田さんの発言に

テーマ的には、若者みんなが共通して思っている未来観って、20世紀的なんじゃないかと。21世紀ってのは、みんなが共有できる未来像なんてなくて、個人個人の未来像しかないんじゃないか。

とありますが、それがいいか悪いかは別として、今は個人個人の未来像しかないのでは。というのはうまく現代を捉えていると思います。その点で考えると確かに現代の若者らしさは出ていますね。

WEBアニメスタイル -細田さん関連色々と。
公開前から時かけを、もっとも応援していたサイトと言ってもいいでしょう。
コンテや美術設定の一部が見ることができます。アニメ様の時かけレビューや「初心者のためのホソダマモル入門」も必見。インタビューでは細田さんの人物像に迫る事ができます。

渦状言論 -時をかける少女
批評家、東浩紀さんの感想です。

「人生はいくらでもリセットできるが、ひとつの場面はやはりいちどしか経験できない、したがって成長は無意味ではない」

一瞬、一瞬が大事。人生はリセットできません、だから今を大事にして前向きに進んでください。というメッセージと解釈していたんですが、なるほどこういう捉え方でいいのか。と納得。

Freezing Point -「時をかける少女」観てきました。

僕は『耳をすませば』と似た、「あり得ない青春」を描いた残酷さを感じたんだけど、ネット上の声を見ると、ものすごく評判がいい・・・

こういう意見もありますよ。ということで。「時かけ」の高校生象はあり得ないないのか、そうでないのか。それは僕には分からない。だからこそ、若い人に観て欲しいと思うし、そういう世代が評価すべき作品であると思います。

MIYADAI.com Blog -〈世界〉のアレゴリカルな交響があるとする繊細な感性をアニメ版『時をかける少女』に、 (世界〉に無関心であるがゆえの「セカイ系」特有の出鱈目をアニメ版『ゲド戦記』に見る

社会学者の宮台真司さんによる「時かけ」絶賛と「ゲド戦記」酷評です。宮台さんの文章は初めて読む人にはちょっと辛いかもしれません(笑)大林宣彦監督版「時かけ」と何がどう違うのかが良くわかります。批評により見えなかったものが見えてくる。やはり、批評は必要だ。

メディア芸術祭の上映+シンポジウムのレポートなんですが、いやはや困ったぞ...
時かけ公式ブログのメディア芸術祭シンポジウムのまとめ。
富野由悠季さんの意見には同意できる部分もあれば、そうでない部分もある。風俗映画ってことにはちょっと首を傾げる。
それにしても、富野さんはどんな場でも自分の発言に気をつけることはしないですね(笑)