NHKスペシャル「ワーキングプア〜働いても働いても豊かになれない〜」を見ました。

気が重くなる番組でした。というのは誰もが思ったことだと思います。
とりあえずもっと早い時期に取り上げて欲しかったなというのがあり、次に各人どうしてああいうことになったのか。というのをもっと深く掘り下げてもらいたかったというのがあります。
というのは、事前にワーキングプアになるのを防ぐためためにはどうすればよいか。という対策がそこから見えてくるはずだからです。既にワーキングプアになってしまっている人の救済も大切ですが、番組でも言っていたように将来の子供達がそうならないようにするための対策が急がれます。

では、現在ワーキングプアになっている人はほっとけばいいのか?といえば、そういうわけにもいかないでしょう。なんというか、努力が足りない。と言う人もいるかとは思いますが、僕が思うにこの方たちは努力をする術を知らないんだと思います。恐らくご本人は自分は物凄い努力をしていると思っているでしょう。大体、視聴者が知りえるのはあの映像の中のことのみですから、もしかしたら番組の中で映し出されなかった努力をしているかもしれませんね。

じゃあ、どうやったらあの人たちを救えるのだろうか?僕が考えられることは外部から救いの手を差し伸べられるシステムを作り出すしかないんじゃないかなぁと思います。具体的にどういうシステムにしたらいいかというのは今の僕には分かりません。そのシステムを作り出すのは、ある企業だったりNPO団体でもいいでしょう。

なんにせよ多くの人が救われて欲しい、もしくは自分が救われたいと思う人は、現実を受け止め、今の小泉政権を直視しなければならないと思います。(まぁ、もうすぐ終わりますが)
しかし、ワーキングプアなんて言葉この番組で初めて知りましたよ。自分が知らないうちに次々と新しい言葉が生まれているんですねぇ。新語探検を気が付いたときにチェックしていかないとな。