2月23日・川端文部科学大臣、2月24日・中川文部副大臣会見 「高校無償化における、朝鮮学校の扱いについて」

記者)
高校無償化について、中井拉致問題担当大臣朝鮮学校は除外するよう要請したということの報道がありましたが、閣内からこうした議論が出ていることについて、大臣のお考えはいかがでしょうか。


大臣)

高校無償化法案は1月29日に閣議決定をしました。この中井大臣からのお話は年末の話でありまして、閣議決定をする前は関係省庁と調整をするということがありますので、その中で、中井大臣は自分の立場で言えばということで意見として言われたのは事実です。ただ、それは省令事項にするということで了解をいただき閣議決定をしておりますので、閣議決定をした中身に各閣僚からいろんな意見が出ているということではありません。これが一つ。

それからもう一つは、そのとき中井大臣にお話したのは、私たちは高校無償化の対象の、いわゆる専修学校各種学校をどういう基準で高校と同程度とみなすかという基準の作成をしているのであって、その判断の中に、外交上の配慮や、あるいは教育の中身に関してのことが判断の材料になるものではないのは御理解をいただきたいというのは、はっきり申し上げてあります。これは年末の話でありますので、それがどうして今ごろ報道されたのか、私にはよく分かりません。

記者)

この間、文教委員会で池坊委員が高校無償化の各種学校の線引きについて質問されて、その質問の中に実態調査をしてみてはどうかという提案、インターナショナルスクールとか、朝鮮学校とか各種民族学校も含めた調査をしてみてはどうかという意見もありました。定住外国人の懇談会を主宰されていましたけれど、副大臣、その後の質疑を聞かれてどんな感想をもたれましたか。 

副大臣

私は、定住外国人の課題もありますが、高校無償化のそういう意味も含めて現場を見るつもりです。そんな予定も入れています。金曜日はインターナショナルスクールに行くつもりなんですが、そういう日程を入れたいと思いますし、ブラジル人学校も前回、行く予定だったんですけれども国会日程で行けなくなっちゃったんですが、それをやるつもりです。