亀井静香金融担当大臣の鳩山由紀夫首相に関する発言 まとめ

なんだか最近、亀井さんの人気が急上昇しているらしいですが、亀井さんは鳩山総理をどう見ているのかということで、会見の発言の中で鳩山総理に関するものをまとめました。


・10月27日 フリー記者会見での発言

鳩山総理というのは、人事でも緻密ですよ。私みたいなアバウトな者を大臣に就けたなら、ちゃんとこういう者(大塚副大臣)を側へ就けているでしょう。そういう面では、いつでも全部任せる、これがリーダーシップなのです。リーダーシップというのは、箸の上げ下ろしまで指図するのがリーダーシップではないのです。だから、持ち上げるわけではないけれども、鳩山総理というのは、そういう意味のリーダーシップは凄いですね。郵政だってそうではないですか。全部任せてくれているでしょう。

このモラトリアムだって、鳩山総理とは選挙の前からずっと言ってきていることでしょう。今の金融システムが、小泉・竹中によってめちゃくちゃにされて、機能を果たしていないと。特に、中小・零細企業に対しては、政府系金融機関を含めてちゃんと議論しないと、というのは、我々共通の問題意識だったから。本来なら、私をここ(金融庁)に就けないで、全部、財務大臣に就ければ良いのですよ。「それはいい(必要ない)」と私が言ったら、「金融の門外漢と思われるのでね、だから就けたのだ」と。そういう長年の、お互いに3党で協議し合った想いを、少々乱暴でも、ちゃんと緻密な者をつければ大丈夫だと思ってやったのですよね。私はそういう点が、やはり、総理は非常に優れた人だと思っています。

昨日の(総理の)所信表明も、新聞によっては、またちょっといちゃもんもつけているけれども、総じて、皆さん好意的にやっておりましたけれども、やはり、昨日の所信表明は、哲学をしゃべっているからある程度胸を打ったのですよ。それをアホな自民党の連中が、ワーワーわけの分からない野次(やじ)で。昔の野次というのは、「寸鉄人を刺す」ような野次をやって、野次で周りがしんと静まるような野次を飛ばさなければいけないのです。これが野次なのです。あれは騒音ですよ。あれは、野次と言わないのです。


・11月24日 記者会見での発言

もう「亀」は徹底的に「鳩」を守り抜きます。それは私の使命です。「鳩山総理は天命を見た総理だ」というのが私の確信でありますので。そういう面で、支えがまだ足らないのではないか、というような気持ちであります。一生懸命支えます。


・11月24日 フリー記者会見での発言

私は、民主党も鳩山総理も、国家、国民のことを考えている政権、党だと思うから、我々の真摯な意見を、党のために言っているわけではなく、我々は、国家、国民のために言っているわけです。意見の違いがあるかも知れないけれども、それはやはりお互いに協議をしていけば、必ず我々の意見も、「全部してくれ」というわけにはいかないですが、きちんと作業してくれて、よりよき補正予算、来年度予算になっていくだろうと私は確信しています。


・12月1日 フリー記者会見での発言

鳩山さんは分かっているのですよ。だから、今日も菊池さんを呼んでいるのですよ。菊池(英博 日本金融財政研究所長)さん、国民新党の顧問みたいな…。顧問でもないけれども、ああいう方のそういう知恵も借りて、現実的なそういう政策を自らも、鳩山総理が「聞きたい」と言われたから、今日、行っておられるけれどもね。総理は、結構分かっているのですよ。宇宙人だけど、分かっているのですよ(笑)。宇宙人が分かっても、その下がちょっとなかなか動かないからね。私も癇癪(かんしゃく)を起こしてきたのですけれども。総理も、日曜日に分からず屋を呼んで、あれされたのでしょう。「しゃんとしろ」と、分からず屋をあれされたから。ちょっと雲行きが変わってきたからね、ちゃんとした経済対策をやると思うけれども、やらなかったら駄目ですよ。

この政権は、これは鳩山(総理)さんに、「あなたは政治資金問題で倒れることは絶対ないよ」と、倒れることはありません。倒れるはずはない。「経済だよ」と言った。やはり、マニフェストをやらなければいけませんよ。これは、田村(大臣政務官)君も、民主党も約束しているからやらなければいけないけれども、(ただ、)あのマニフェストだけやって、実現していけば経済が良くなるという保証は何もない。あわせて経済を動かしていくということを、どう考えていくかと。今、民主党は、マニフェストを、もう一回チームを立ち上げているのですよね。そこを、国民新党が親切に埋め合わせしてあげようと思っているのですからね。あなたのところ(民主党)によく言っておいてください。ちゃんと国民新党の言うことを聞けと(笑)。「聞いたら助けるぜ」と。