N・H・Kにようこそ! 9話「夏の日にようこそ!」

脚本:西園悟 / 絵コンテ:福田道生 / 演出:加藤顕 / 作画監督:海老原雅夫

七菜子を花火に誘うシーンで既に山崎が七菜子が嘘をついているのではないのかと疑っていること、山崎が過去に嘘をつかれたことがある。ということが読めるようになっている。その後の友達とのやりとりから、オーディションは本当のことだと分かるが、山崎は完全に過去のトラウマに捉われていて奇怪な行動を始める(笑)そのアイテムは過去と繋がりがあり、後にも使われる今回の話のキーアイテムとなる。その使い方がうまい。
山崎は恋愛資本主義を熱く語り、「消えうせろ女ども!」と声高に叫ぶ!・・・が!、ななこタンから電話がかかってきて、本当のことが分かったら、態度をコロッと変え、意気揚揚と出かけていく。山崎はトラウマがあるけども、女性とは普通に話せて、女性を誘うような行動力を持っている。そんな山崎が二次元の良さや恋愛資本主義を語るっていうのに僕は矛盾を感じます。実際のところこのような人物というのは在り得るのだろうか。
七菜子は実際のところ山崎のことをなんとも思っていないし馬鹿にしているということであったんですけど、なんとも思ってなければ二人きりで花火見に行ったりしないよなぁ。いや、これは友達付き合いと割り切っている!とか色々考える事がありました。普通に楽しんじゃってます(笑)
現実的なんだけれども非現実的なドラマ。エロゲ的である。と言ってしまえば、それまでなんですが、それを思わせないようにうまく作って隠しているところもあるのかな。結末がどうなるか楽しみです。