僕等がいた 4話

脚本:小川みづき/コンテ:大地丙太郎/演出:下田久人/作画監督:小関雅

中盤までの矢野と七美の微妙な距離感がうまく描かれています。矢野がそっけなっくなったのはおそらく、まだ七美への気持ちの迷いがあったからでしょう。この作品は視聴者は外にありますが主点は七美にあります。しかし七美の気持ちが全て描かれているという分けではありません。僕は七美が時に「死ね、バカ!」と毒のあることを言ったり、この話でいえば結婚の誓いが言葉では足りないと「指を折ってください」というようなことを言うのが少し唐突な感じがしました。もしかしたら、それは声によるイメージとの差異から感じた事かもしれないんですけど。