中日新聞を読んで「書評のページはピーマン?」を読んで。

日曜の中日新聞の言論面の1コーナー。読んでいて腹立たしくなりました。ほぼ原文ママ掲載させていただきます。

本が大好きなのに中日新聞の書評のページを避けてしまう。幼稚園児のピーマンと同じで、立ち上がる気配だけで涙が出そうになります。それでも必死に呼んでみての感想は、「やっぱりイヤ!」でした。1人で辛い思いをするのが悔しくて、つれあいや同僚達も道連れにしました。みなの感想は「わからん」「難しい」「もったいぶりすぎ」「オタクな文章」「知的自慢をしている感じ」など、いい評価はゼロでした。中日新聞は全体として一般市民読者への配慮が行き届いているのにこのページは例外です。読者は眼中になく、作っている側、書いている側が気持ちよくて、それを読む側が気持ち悪いという現状だと思います。高圧的で難解な文章、専門家や研究者しか相手にしていないような雰囲気が感じられます。高度な専門家とは、難しいことを平易に説明し、関心を持たせるものだと信じている私には理解できない姿勢です。〜中略
私は受験を終えて本を読もうとする学生のコーナーや、わが子への読み聞かせを考えるお父さん、お母さんのコーナーができるなら原稿料なしで立候補したいです。時事ニュースに出ている事の背景を分かりやすく掘り下げてくれる本がタイムリーに紹介されるのもいい。中日新聞の読者はきっと本好きを増やすためのアイデアをいっぱい持っていると思います。多くの人の知恵で楽しい本のページが出来たらと思います。

後半の意見には僕も賛成できます。ですが、前半部分に聞き捨てならないような余計なことが書いてあります。確かに、学術的な本が多いように感じられますし、中には独りよがりな書評もないことはない。しかしこの主張は明らかに全ての書評というものを、全く理解しようとしないで自分の好き嫌いのみで見下しているように見受けられます。もうこれは田嶋陽子先生をも越えたトンデモ主張です。こんな自分の単なる好き嫌いの主張を堂々と掲載する中日新聞中日新聞です。
中日新聞に意見を提出することもできますが、わざわざ労力をかける気も起きませんよ。ちなみにこの主張を書いたお方は中京女子大学学長であられます谷岡郁子さんという方でございます。