アニメを見る際の基準 よみがえる空1話を振り返る

アニメ好きな皆さんは日々増えていく膨大な数のアニメ作品の中から視聴するアニメをどうやって決めているだろうか?


雑誌かなにかの特集を見て、面白そう!と思ったものを見る、
原作物の場合は、原作が好きだから。
好きな監督などのスタッフを見て決める。
ちょっと変わったところだと好きな声優が出ているから。
などなど様々な決め方があると思います。


僕の場合は、とりあえずインターネットで情報を集め、スタッフを見たりして好みに合う設定やストーリーのものを選び、これは絶対見るぞ!というのをまず決めます。
それでも未知なものもあったり、これはどうなんだろう?というものあり結局この時点で見るアニメを完全に絞れるということはできません。
そこで出て来るのが1話を見て決めよう!という単純なこと。
実際そういう人も多くいるのではないでしょうか?


というわけで、アニメの1話というのはとても重要でこれで今後見続けるか、切ってしまうかが決まるわけです。
そんな中、感想でドラマは良かったけど1話としては物足りないのではないかと、少し苦言を呈した「よみがえる空」。
これに関してアニカン3月号の中に影山ヒロノブさんとプロデューサーの杉山潔さんのインタビューがあり、そこで少し1話のことについて触れられていました。


杉山さん自身も、
「こういう作品だと最初にアクションシーンなどをもってきて、そこから過去に戻るっていうのが普通。1話としてはすごく異色で何も起きないんですよね。」ということは自覚しておられて、なぜああいうふうにしたかということでは、

「先にレスキューにやりがいを見いだしている内田を見せてしまうと、着地点がわかっちゃんですよ。それはやりたくないなと。
知らない土地に行くという不安感や寂しさ、主人公の心情を丁寧に積んであげることで見ている人にまず共感して貰いたいという監督や脚本家の狙いがあるんです。」


ふむふむ、なるほど。
多くの視聴者は救難ものでくればまず救難シーンのかっこいいところを見せるんだろうなぁ、と思います。いざ見てみると、影山さんも言われてますが描かれたのは基本主人公の引越しだけ。
アニメとしてはある意味衝撃的です。
しかし、これに共感できないような人は、つまらないなぁ。と切ってしまうという可能性もあるわけです。
また、設定から分かるように、アニメで現実的なドラマを見せられてもなぁと思うような人もいて1話も見ないという人もいるかも知れません。
この作品はほぼ限りなく一般向けなのだということがおのずと分かります。
能登麻美子さん起用はある意味あまりこういうのに興味がない人を惹きつける手段なのかも)
結果的にこの1話をどう受け取るかは視聴者側それぞれなんですが、僕は変わらず1話にしては弱いのではないかと、そう思っています。
何故ここまで語るかというと、もちろん面白いと思っているからです。


影山さんは、「アニメファンじゃない人にも見て欲しい」とのことで、
それはもちろん僕もそう思います。しかしアニメファンじゃない人がアニメを見るということは少ないはずです。たまたま見てハマッタという人がいたら嬉しいですが、こういうのを一般層に広めるためには口コミか会社側のプロモーションにかかってきますね。


アニメは好きだけどこういうのを求めてないという人、作品を知ってるけど見てないなぁ。という人、もちろん1話で視聴をやめてしまった人もいるかと思います。
まぁ、見るか見ないかは視聴者の自由なんですが、そんな人にも見て欲しいなぁという思いがあります。(ちょっと作品に対して持ち上げすぎている感じがあるけど)
よみがえる空に限らず「蟲師」や「ノエイン」など人にすすめたい作品がありますが、
ちょうどアニカンに記事が載っていたので、よみがえる空を取り上げる形となりました。


※一気に書き上げたがまぁ結局私はアニメが好きですよっ!ていうことを主張するような記事になってしまったなぁ・・・w