第三話 柔らかい角

音を喰い尽くす蟲の話。
タツムリの形をした蟲、その中のなめくじ体が耳に入り、
そうなると音が聞こえなくなる。
それをギンコは塩を溶かした水を耳の中に流し退治。


ふつうのなめくじじゃんw


まぁそれは置いといて、
この話は静と騒を扱っていて、普段にぎやかだったのがあるとき
急に静かになるととてつもなく不安になったりする心理を書いているのだろう。

この話は真火の母親がキーポイントで、蟲がいなくなるのと親しかった人
が死というものをもっていなくなる。

というのを同じ現象として描いてあると思います。

母親は父を失い蟲に住まわれ、真火は母を失い蟲に住まわれ・・・

音というものがどれだけ重要かというのが思い知らされる話でした。