『人類は衰退しました』1話 雑感

原作は1巻だけだけど読んでいて、それなりに楽しみにしていたのですが、なんか知らないけどヒロインの髪は短いわ、キャラがちょっと違う(成長した?)わの1巻すっとばした話で、肩透かしをくらいました。

なんでこの話を最初に持ってくるのか、まるで意味が分からない構成で、ある程度の世界観の説明はあるものの表面的でざっくりとしたもので、原作未読者に不親切。

しかし、いかにも子ども向け的な見かけを面白くして話が分からなくても楽しめるようにというような配慮を感じる演出をしていて、これは家族でも楽しめるようにと意図してやっているのか。助監督に小坂春女さんを起用してることからそんな気もするけど、ちょっと子どもっぽすぎるところがあるし、後から説明があるだろうにせよ髪についてのネタなど脚本的に筋が悪いところがあり、画面の向こうだけ盛り上がってるような感じがして、あまり楽しめませんでした。

唯一良かったのは、妖精さんの独特な言葉遣いと、せわしない掛け合いが違和感なく再現できていたことぐらい。ただ、口開けっ放しで喋っていたのには少々違和感が。

気になるのは、1巻のエピソードはこのままやらないのか、回想あるいはアレンジという形でやるのかということ。ペーパーザウルスとの闘いを映像として見たかったので頑張ってほしいところ。