「鈴木先生」7話

いやはや、期待と予想と全く違っていましたw

今回の指導から、鈴木先生自身のセックス感もエゴであるということを自覚しているようなので、私が前回指摘した問題は一応クリアーされましたが、納得のいかない部分はまだあります。それは、河辺が生でしたことについては何も問われなかったことです。丸山さん風に言えば「竹地に責任が問われて、誘った河辺に責任が問われない事情ってなに?」という感じか。作品全体を通して女性に甘いというか、過度に特別視されている印象があり、どこか違和感を覚えます。

今回の指導に関しては、やはり鈴木先生の恋愛感はうぶというか見方が一面的すぎる感じがしますが、概ね共感できました。ただ、一つ引っかかったところは学習率の話で出た「立派で素敵な大人になればいいんだ」という言葉。鈴木先生の言う “立派で素敵な大人”とは何なのか。ここが今後はっきりしてくれるといいなと思います。

鈴木先生が現在の教育方針を目指すに至ったエピソードについては、正直シチュエーションも含め、丸山の心情については、いまいちピンときませんでした。

自分の経験では、掃除の時間は帰りのHRの前にあり、先生が見回りをして最後にチェックを受けていた記憶があるので、今回の件については、鈴木先生が反省すべきことは、簡単にサボれるような仕組みを問題視しなかったことじゃないかと。また、丸山の行動や思考が自然と全肯定されていて、最終的にサボることが正解みたいな感じになっていたのも違和感があり、あさみの霊的干渉のシーンも感動もできず逆に冷めてしまいました。

ここから得た鈴木先生の問題意識は理論的には判るけど、心情的には経験がないこともあってかピンとこなかったし、目指すクラス像が具体的にどんな状態のものかもまだはっきりしませんでしたが、それは今後に期待。